羨望のモダニズム文化、
その美しき記憶を
佇まいに込めて。
幾年先も愛され、
この街でしか成し得ない私邸の創造を目指し、
「グランド・サンリヤン甲子園三番町」は
モダニズム文化が薫る意匠美を追求。
甲子園会館(旧甲子園ホテル)をモチーフに、
存在感のある低層レジデンスをデザインしました。
樹々が語る季節、マテリアルの質感、
テクスチャーの風合い、繊細な陰影、
この街が培ってきた美しい文化を
随所で感じることができる佇まいを創造しています。
街並みと調和し、
「名作」と愛される私邸を目指して。
ふと我が家を見上げた時に、
湧き上がる想いが「誇らしさ」であるように。
外観は閑静な住宅街に調和する
落ち着いた表情でありながら、
時を積むほどに風格を増していく
佇まいにこだわりました。
表情豊かな外観を
デザイン。
醸し出す、
モダニズムの趣。
迎賓空間へ。
ARCHITECT
PHILOSOPHY
設計者・開発担当者の想い
この地の歴史を、
文化を、
次代に受け継ぐ
住まいを目指して。
九州電気軌道を前身とし、
百年を超える歴史を有する、九州エリアを代表する
鉄道会社のひとつです。
鉄道事業を中心にバス事業、不動産事業、
物流業などさまざまな事業を展開するなか、
私たちは常に地域を想い、
沿線のまちづくりと向き合い続けてきました。
住宅事業においても「住まいづくりは、まちづくり」と捉え、
沿線地域の皆様により豊かな暮らしをお届けできるよう
努めてまいりました。
そして甲子園エリアもまた、沿線開発を機に成熟の街並みが
形成されてきたエリア。
歩んできた道のりに共感したからこそ、
私たちはこの地に「在るべき」住まいの姿を描きたいと考えました。
何よりも大切にしたことは、
阪神間モダニズムという歴史や文化を継承し、
甲子園三番町の街並みに調和した建物をつくること。
人々に愛されてきた風土や街並みを、次代に受け継ぐこと。
それがこの地に新たな住まいを生み出す、
私たちの使命だと思っています。
「余白と奥行き」を
コンセプトに、
モダニズム建築を
現代の私邸へ。
九州事務所 所長
村岡 真雄
九州事務所 所長
村岡 真雄
甲子園会館(旧甲子園ホテル)をモチーフに
邸宅街にふさわしいデザインを。
明治末期、六甲山麓に花開いた
「阪神間モダニズム」という文化を礎に、
邸宅街として発展してきた甲子園エリア。
この地の記憶を継承すべく、本件では国の
登録有形文化財に登録される
「甲子園会館(旧甲子園ホテル)」をモチーフに
デザインを構築しました。
モダニズム建築3大巨匠の一人と言われる
フランク・ロイド・ライトの愛弟子・
遠藤新により設計された「甲子園会館(旧甲子園ホテル)」は、
かつて「東の帝国ホテル、西の甲子園ホテル」と称されたという
まさに阪神間モダニズムが築いた上質な生活様式の象徴。
名建築のデザイン性やこだわりを受け継ぐことが
甲子園三番町という街に相応しい佇まいを
生み出す答えだと考えました。
その美しきモダニズム文化を現代に蘇らせるコンセプトは、
「余白と奥行き」。
建物を「余白」をつくりながら配置することで
内外に溜まりの空間を創出し、緑化空間としてデザイン。
さらに建物の水平ラインと樹木の垂直ラインが重なることで
「奥行き」を生み出しています。
雄大な敷地に建物を自然と一体的に配置した
「甲子園会館(旧甲子園ホテル)」のように、
自然環境を効果的に取り込むことで
閑静な街並みとの調和を図りました。
「Overlay(重ね合わせ)」が生み出す
陰影と奥行きの外観デザイン。
重ね合わせることで奥行きのあるファサードを創出しました。
また外壁の一部や共用部の間仕切り壁などには、阪神甲子園球場の
「蔦(ツタ)」から着想を得た有機的なレリーフ模様のアルミキャストを使用。
日中は美しい陰影が、夜には内から漏れる灯りが、建物に繊細な印象をもたらします。
またメインとなる外壁タイルは甲子園会館(旧甲子園ホテル)の豊かな素材感に倣い、
自然な風合いのせっ器質タイルを採用。
時を重ねるほどに風土に馴染み、味わい深い表情になるマテリアルを選定しています。
MATERIAL
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外壁タイル
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エントランスアプローチ タイル
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エントランスアプローチ 自然石
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外壁タイル
- ※掲載の竣工写真は2023年12月に撮影したものです。
住まう方に癒しを、
街並みに潤いをもたらす
ランドプラン。
移ろう樹々の表情に
新しい季節の訪れを知る贅。
緑の癒しをもたらす「中庭」をデザイン。
シマトネリコやソヨゴなどの
常緑樹を中心に植栽しました。
爽やかな緑が住まう方の気持ちを和ませ、
暮らしに潤いをもたらします。
日々の暮らしやすさを支える
機能性も。
安全性を高める
「歩車分離設計」
受け取れる
「宅配ボックス」
- ※敷地配置図は図面を基に描き起こしたもので実際とは異なる場合があります。行政官庁の指導、施工上の都合および改良のため変更が生じる場合があります。
- ※掲載の竣工写真は2023年12月に撮影したものです。