外観(2023年12月撮影)

羨望のモダニズム文化、
その美しき記憶を
佇まいに込めて。

幾年先も愛され、
この街でしか成し得ない私邸の創造を目指し、
「グランド・サンリヤン甲子園三番町」は
モダニズム文化が薫る意匠美を追求。
甲子園会館(旧甲子園ホテル)をモチーフに、
存在感のある低層レジデンスをデザインしました。
樹々が語る季節、マテリアルの質感、
テクスチャーの風合い、繊細な陰影、
この街が培ってきた美しい文化を
随所で感じることができる佇まいを創造しています。

ARCHITECT DESIGN
建築デザイン
LAND PLAN
ランドプラン
ARCHITECT DESIGN

街並みと調和し、
「名作」と愛される私邸を目指して。

ふと我が家を見上げた時に、
湧き上がる想いが「誇らしさ」であるように。
外観は閑静な住宅街に調和する
落ち着いた表情でありながら、
時を積むほどに風格を増していく
佇まいにこだわりました。

外観(2023年12月撮影)
外観(2023年12月撮影)
モダニズムの趣が薫る、
表情豊かな外観を
デザイン。
堂々たる風格を生み出す水平ラインに、レリーフ模様のアルミ鋳物や縦に連なるガラス、バルコニーのブロック形状などが生み出す垂直ラインを重ね合わせ、表情豊かな佇まいを創出。また外構には春を告げるヤマザクラや秋に色づくカツラなど、四季折々の潤いを感じられる樹種を選定。建物のディテールが描く繊細な陰影や自然のやすらぎが、美しい情景を生み出します。
外観(2023年12月撮影)
優美な佇まいが
醸し出す、
モダニズムの趣。
幾年先も愛され、成熟の甲子園でしかなし得ない私邸の想像を目指し、阪神間モダニズムが薫る意匠美を追求しました。樹々が語る季節、マテリアルの質感、テクスチャーの風合い、繊細な陰影、この街が培ってきた美しい文化を随所で感じ取ることができるデザインにこだわっています。街並みに堂々たる存在感を放つエントランスアプローチには、仕上げの異なる2種類の御影石を採用。エントランスをくぐる度、誇らしさが込み上げる佇まいです。
エントランスホール(2023年12月撮影)
街の文脈を継承する、
迎賓空間へ。
普遍的な上質さにこだわったエントランスホールは日本の伝統工芸である組子をイメージした天井の意匠や光の列柱、そしてレリーフ模様のアルミ鋳物を配し、奥に広がる豊潤な中庭との一体感を演出。モダニズムの趣が薫る品格あるデザインは、この街、この邸に住まう格式の高さを描き出しています。

ARCHITECT
PHILOSOPHY

設計者・開発担当者の想い

この地の歴史を、
文化を、
次代に受け継ぐ
住まいを目指して。

古川 智也
古川 智也
甲子園筋の街並み
西日本鉄道は明治41年(1908年)に設立された
九州電気軌道を前身とし、
百年を超える歴史を有する、九州エリアを代表する
鉄道会社のひとつです。
 
鉄道事業を中心にバス事業、不動産事業、
物流業などさまざまな事業を展開するなか、
私たちは常に地域を想い、
沿線のまちづくりと向き合い続けてきました。
住宅事業においても「住まいづくりは、まちづくり」と捉え、
沿線地域の皆様により豊かな暮らしをお届けできるよう
努めてまいりました。
甲子園筋の街並み
 
そして甲子園エリアもまた、沿線開発を機に成熟の街並みが
形成されてきたエリア。
歩んできた道のりに共感したからこそ、
私たちはこの地に「在るべき」住まいの姿を描きたいと考えました。
 
何よりも大切にしたことは、
阪神間モダニズムという歴史や文化を継承し、
甲子園三番町の街並みに調和した建物をつくること。
人々に愛されてきた風土や街並みを、次代に受け継ぐこと。
それがこの地に新たな住まいを生み出す、
私たちの使命だと思っています。

「余白と奥行き」を
コンセプトに、
モダニズム建築を
現代の私邸へ。

株式会社 IAO 竹田設計
九州事務所 所長
村岡 真雄
大阪事務所 第二事務所に所属し、西宮市内をはじめ近畿圏の集合住宅など様々な施設の設計に従事。2018年の九州事務所開設に伴い、所長に就任。
株式会社 IAO 竹田設計
九州事務所 所長
村岡 真雄
大阪事務所 第二事務所に所属し、西宮市内をはじめ近畿圏の集合住宅など様々な施設の設計に従事。2018年の九州事務所開設に伴い、所長に就任。

甲子園会館(旧甲子園ホテル)をモチーフに
邸宅街にふさわしいデザインを。

明治末期、六甲山麓に花開いた
「阪神間モダニズム」という文化を礎に、
邸宅街として発展してきた甲子園エリア。
この地の記憶を継承すべく、本件では国の
登録有形文化財に登録される
「甲子園会館(旧甲子園ホテル)」をモチーフに
デザインを構築しました。
 
モダニズム建築3大巨匠の一人と言われる
フランク・ロイド・ライトの愛弟子・
遠藤新により設計された「甲子園会館(旧甲子園ホテル)」は、
かつて「東の帝国ホテル、西の甲子園ホテル」と称されたという
まさに阪神間モダニズムが築いた上質な生活様式の象徴。
名建築のデザイン性やこだわりを受け継ぐことが
甲子園三番町という街に相応しい佇まいを
生み出す答えだと考えました。

外観(2023年12月撮影)

その美しきモダニズム文化を現代に蘇らせるコンセプトは、
「余白と奥行き」。
建物を「余白」をつくりながら配置することで
内外に溜まりの空間を創出し、緑化空間としてデザイン。
さらに建物の水平ラインと樹木の垂直ラインが重なることで
「奥行き」を生み出しています。
雄大な敷地に建物を自然と一体的に配置した
「甲子園会館(旧甲子園ホテル)」のように、
自然環境を効果的に取り込むことで
閑静な街並みとの調和を図りました。

「Overlay(重ね合わせ)」が生み出す
陰影と奥行きの外観デザイン。

外観(2023年12月撮影)
外観デザインはガラスやスラブの水平ラインと、建物の分節が生み出す垂直ラインを
重ね合わせることで奥行きのあるファサードを創出しました。
また外壁の一部や共用部の間仕切り壁などには、阪神甲子園球場の
「蔦(ツタ)」から着想を得た有機的なレリーフ模様のアルミキャストを使用。
日中は美しい陰影が、夜には内から漏れる灯りが、建物に繊細な印象をもたらします。
またメインとなる外壁タイルは甲子園会館(旧甲子園ホテル)の豊かな素材感に倣い、
自然な風合いのせっ器質タイルを採用。
時を重ねるほどに風土に馴染み、味わい深い表情になるマテリアルを選定しています。

MATERIAL

  • 外壁タイル
  • エントランスアプローチ タイル
  • エントランスアプローチ 自然石
  • 外壁タイル
  • ※掲載の竣工写真は2023年12月に撮影したものです。
LAND PLAN

住まう方に癒しを、
街並みに潤いをもたらす
ランドプラン。

南向きを中心に3棟構成の配置とすることで、敷地に「余白」を創出しました。外構など四季折々の植栽を施した余白部分は、周辺環境への緩衝空間としても機能します。外構には秋に色づくカツラや春の訪れを告げるヤマザクラなど、閑静な街並みの美しさをさらに高める四季折々の樹々を配しています。
敷地配置イメージイラスト

移ろう樹々の表情に
新しい季節の訪れを知る贅。

中庭(2023年12月撮影)

緑の癒しをもたらす「中庭」をデザイン。

敷地の中心に中庭を設け、 シマトネリコやソヨゴなどの 常緑樹を中心に植栽しました。 爽やかな緑が住まう方の気持ちを和ませ、 暮らしに潤いをもたらします。
敷地の中心に中庭を設け、
シマトネリコやソヨゴなどの
常緑樹を中心に植栽しました。
爽やかな緑が住まう方の気持ちを和ませ、
暮らしに潤いをもたらします。

日々の暮らしやすさを支える
機能性も。

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敷地内の
安全性を高める
「歩車分離設計」
車と歩行者の動線を明確に分けることで、敷地内の安全性を向上しました。また自転車置場は、雨風の影響を受ける心配のない屋内に設けています。
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不在時でも荷物を
受け取れる
「宅配ボックス」
1階のメールコーナーには不在時でも荷物が受け取れる宅配ボックスを設けています。24時間いつでも荷物を取り出すことができ、再配達の手間を省きます。
  • ※敷地配置図は図面を基に描き起こしたもので実際とは異なる場合があります。行政官庁の指導、施工上の都合および改良のため変更が生じる場合があります。
  • ※掲載の竣工写真は2023年12月に撮影したものです。